秩父市移住推進事業 公式サイト「プチ移住 秩父」

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移住してきた人

まつもとよしゆき
松本芳行さん

起業家
起業・フリーランス
合同会社BENCHER

    ①これまでの自然活動に関わられてきた経歴

    ①これまでの自然活動に関わられてきた経歴

    ①これまでの自然活動に関わられてきた経歴

    ーーー以前、小笠原に住んでいたと伺っていますが、小笠原ではどんな仕事をされていたのですか?

    45年前のことになりますが、20歳のときに観光で小笠原を訪れたことがきっかけです。
    まだ原生林も残ってますし、何よりも海の透明度の素晴らしさ、自然の豊富さというところに心打たれ、いつか移住したいなと思うようになりました。
    そして、ちょうど30歳の時に、公益法人小笠原村商工会の経営指導員として赴任することができました。一般的な経営改善活動以外に、当時全国で行われていた「むらおこし事業」に関わっていました。小笠原での「むらおこし事業」としては、日本で初めてホエールウォッチング、ザトウクジラの生態を観察する観光事業を起こしました。今で言うエコツーリズムのスタートだったと思います。日本で最初のホエールウォッチングツアーのガイドをやったり、その事業化推進を行っていました。

    ーーー小笠原での暮らしはどのような生活でしたか?

    南の島ですので冬場は暖かく、マイアミと気候的には似ていますので、それこそ老後に住む地域としては非常に住みやすいと思います。
    ただ、今でもやはり一週間に一便程度しか船が出ていませんので、どうしても一般的な生活の利便性という面では難しさがあります。
    そういった不便さはありますが、自然が好きであれば、小笠原に住むというのは大きな魅力だと思います。


    ーーー小笠原から離れた後はどうされていたのですか?

    退任後は本土に戻り会社員として仕事をしており、アウトドア関係の仕事もしていました。

    ②起業のきっかけ

    ②起業のきっかけ

    ーーーー秩父で会社を起業しようというふうに思われたきっかけは何ですか?

     私と同じ年の親友がオーストラリアのシドニーで事業を営んでいたんですね。彼は日本では横瀬町に別荘を持ってまして、日本に帰ってきた時に、時折呼ばれ秩父を訪れていました。
    ところがその彼が昨年の8月に亡くなってしまったんです。
    彼は昨年コロナが始まる頃にシドニーに戻り、そのまま日本には戻れなくなっていました。その間ちょっと別荘の面倒をみてくれないかとお願いされ、そこに古いカナディアンカヌーを持ち込んで※1レストアをずっとしていたんですね。
    その間、彼とはいろいろメールでやりとりしていました。彼はよく「なんせ秩父は良い所だから、リタイヤしたらこっちに住めよ」と盛んにプッシュしてきました。
    ただ移住するにしても、仕事はしていきたい思いがあったので、20数年間このカナディアンカヌーを趣味とし、またこの秩父さくら湖でカヌーができるということもわかり、それなら今までやってきたカナディアンカヌーで、エコツアーという新たな事業をやろうと思いたち、移住と起業を決心しました。

    ーーー起業するにあたっての苦労や受けた支援制度サポートはどんなものがありましたか?

    当初は200万円の自己資金だけでした。事業資金としてはやはり不足しているというのもあり、埼玉県産業振興公社、そちらの創業・ベンチャー支援センターのアドバイザーである中小企業診断士の方、公認会計士の方やいろいろな専門家の方に相談しながら、令和2年度の埼玉県起業支援金を受けスタートしました。
    後はやはり繋ぎ資金等も必要だったので、日本政策金融公庫から新創業融資を受けました。
    また、秩父市が申請窓口の移住支援金60万円の助成も大変助かりました。

    ※1 レストア→修復のこと

    ③カナディアンカヌーについて

    ③カナディアンカヌーについて

    ーーー秩父さくら湖でのカナディアンカヌーの魅力とは?

    秩父さくら湖は、秩父市街から車で10分ほどで来られます。
    こういう立地のダム湖は、そうそうないんです。アクセスが非常に良いのと秩父自体も東京から近いのが魅力の一つですね。
    ダム湖としては一般的ですが、ここには絶滅危惧種の※2クマタカも生息してますし、それ以外にも専門家のお話によれば野鳥が80種類ぐらい生息しており、さらに上流に行けばもっと沢山の野鳥たちを見ることができます。
    湖面から野鳥を観察したり、ダムを内側から眺めたりできますし、自然と人間との共生を体感できる場所というのが最高の魅力だと思います。

    ツアーの概要は、午前の部、午後の部とそれぞれ2時間半程度の体験になります。
    さくら湖から車で10分ほどの場所にカヌーの艇庫があり、そこがゲストの集合場所となっています。電車ですと秩父鉄道・浦山口駅から徒歩14分ぐらいのところです。
    そこでライフジャケットや防水ロングブーツなどを着用し、基本的なカナディアンカヌーの操船の仕方・乗り降りの仕方などをこの艇庫でレクチャーしてからダム湖で実際に体験していただくことになります。

    ※2 クマタカ→タカ科の鳥 日本に分布するタカ科の構成種では大型であることが和名の由来(熊=大きく強い)

    ーーーカナディアンカヌーは、カヤックとは違うのですか?

    カヤックとカナディアンカヌーの違いを簡単に説明しますと、カヤックの場合は、水かき(ブレード)が両方についているダブルパドルになります。
    カナディアンカヌーの場合はシングルパドルと言って、この水かきは片方しかついていないんです。
    片側だけで、前後左右、あと平行移動もこれ1本で操船するという特徴があります。とても奥深く楽しいですよ。

    ④秩父での暮らしについて

    ④秩父での暮らしについて

    ーーー秩父暮らしの魅力とは?

    昨年10月に単身で移住してきて、事務所兼社宅は西武秩父駅から10分くらいの場所にあります。アクセス面では車でも電車でも、何の不便も感じておりません。
    歩いて5分ぐらいのところにスーパーがありますし、秩父市街地では一般的な生活で不便するようなことはまるでないです。足りないものは全てネットで注文もできますし。
    そして何よりも嬉しいのは、私の住まいから10分歩いたところに※3押堀川(おっぽりがわ)がありまして、そこはもうホタルが群生しているんですね。ヘイケボタル・ゲンジボタル!
    先日初めて見に行きましたが、本当に見事で、歩いてホタルを見に行ける環境には感動です。
    浦山ダムの秩父さくら湖までは車で10分ほどですが、カヌー艇庫から30分ほど行ったところの合角(かっかく)ダム、西秩父桃湖でもカヌーを行っています。
    もう本当にカナディアンカヌー好きの私にとってはこれ以上の環境はないなと思っています。

    ※3 押堀川(おっぽりがわ)→秩父市の上町を通る川 

    ⑤今後の夢

    ⑤今後の夢

    カナディアンカヌーは、クマタカじゃないですけども本当に日本では絶滅危惧種に近いスポーツではあります。北米インディアンがもともと生活の道具にしていたので、そういう意味では非常に歴史のある乗り物です。
    今、全国でカナディアンカヌーを主にツアーをやっているところが何拠点かあります。私も先日、十和田湖に行ってきました。今そういったカナディアンカヌーをやってる方達と、ネットワークを作りを始めています。
    秩父でカナディアンカヌーを体験した方が、他の場所で体験したり、一番のメッカは北海道ですので、北海道の方にご紹介したりとか、そういう一つのネットワーク作りをして普及活動をしていくことを考えています。

    カナディアンカヌークラブ≪BENCHER≫
      https://bencher.co.jp/

    合同会社BENCHER 松本芳行さん

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    東京都小笠原村で、日本で初めてのホエールウォッチング事業を立ち上げるなど自然やアウトドアに関わる仕事をされていました。
    2020年の10月に秩父移住と同時に合同会社BENCHERを設立し、秩父浦山ダムの秩父さくら湖を利用して、カナディアンカヌーでの自然体感ツアーを主催されています。
    「Study to be quiet」(静けさから学べ)をコンセプトに掲げ、自然と人間の共生を一つのテーマとして活動されています。

    Copyright© City of CHICHIBU All Rights Reserved. 掲載記事、写真の無断転載を禁止します。
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