秩父市移住推進事業 公式サイト「プチ移住 秩父」

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Uターンしてきた人

いしのしょう
石野翔さん

洋菓子店経営
起業・フリーランス
パティスリー イシノ店主
  • 1987年生まれ
  • 埼玉県秩父市小鹿野町出身

秩父にUターン。高校まで秩父で学び、秩父で起業へ

秩父にUターン。高校まで秩父で学び、秩父で起業へ

僕は元々小鹿野町出身で、県立秩父農工科学高等学校の食品化学科に進学し卒業まで秩父にいました。
高校時代は5教科の他に、実習がとても多かったです。例えば毎週木曜日は4時間ぐらい実習で、うどんやジャム、パンを作ったり、また鶏を一羽買ってきて捌いて調理したりしていました。そこでは栄養士が勉強する食品衛生や栄養の勉強だったりと、一般的な食品の勉強をさせてもらったのでとてもありがたかったです。
 高校卒業後は千葉県のユーハイムというお菓子工場に就職し、5年間勤めました。その後は東京にあるラ・ヴィエイユ・フランスという洋菓子店で8年修業し、現在に至ります。
 秩父で起業した『パティスリー イシノ』では、「贈りたくなるお菓子」「季節を感じるお菓子」をコンセプトにしています。人にあげたくなるものって自分が気に入っていないとあげられないじゃないですか。なので自分自身が気に入るような包材を選んだり、自分自身が食べておいしいと思うお菓子を作るように心掛けています。
 このお店にはもう一名堀口という従業員がいるんですが、彼も高校の食品学科の同級生で、卒業後もユーハイムで5年間一緒に仕事をしていました。僕が2018年に秩父で起業をしたいという話をしたら、彼も一緒に秩父を盛り上げたいと、会社を辞めて一緒に起業する道を選んでくれました。

起業を思い立ってから開業するまで

起業を思い立ってから開業するまで

 高校を卒業して就職しましたが、実はすぐに秩父に戻りたいと思うようになりました。ただ、就職してすぐに秩父に戻るなんてできないので、戻るには色々勉強して、30歳ぐらいで秩父に店を出そう!とその時点で決めていて、ラ・ヴィエイユ・フランスで修業を始めました。そして2017年に師匠に起業したい旨を伝え、2018年の冬ぐらいから実際に動き始めました。
 起業する際には、秩父商工会議所や秩父市移住相談センターに相談したところ、とても丁寧に色々と教えてもらえました。今回は起業とUターンするにあたり『県の起業支援金』と『県の移住支援金』、『秩父市の軽自動車購入助成金』を利用したのですが、その書類の書き方だったり、事業計画書作成もこちらの思いを伝え作成して頂いたり、融資を受ける際にも書類作成を手伝って頂きました。起業にあたっては色々な方に助けられたなと思っています。でも修業先のシェフに相談すると「秩父は人口が減っているから店を出しても厳しいぞ」と言われたり「他の地域も見た方がいい」というアドバイスもありました。でも僕の中では秩父でやりたくて、それを実現した、という感じです。
 お店を出す時には色々と場所を考えました。もし東京でお店を開くと考えたら東京ではまず家賃が高いので、その分、量を作らなくてはならないですし、東京には他にもいいお店がたくさんあるので東京で勝負するのは少し不安がありました。ただ勝負する自信が全く無いという訳ではありませんでしたが、僕は秩父でお店を開いて、まだ秩父に無いものをお客様に届けたいという思いもありました。

『パティスリーイシノ』を開業して。店作りと今後の展開

『パティスリーイシノ』を開業して。店作りと今後の展開

店をオープンした際、インスタグラムやフェイスブックなどのSNSで宣伝をしたり、紙媒体では『なびまる』という地域のコミュニティチラシ、新聞の折り込み、他のお店にチラシを置いてもらったりと色々やってみました。どれが効果があったかわかりませんが、最初の宣伝はうまくいったと思います。ただオープンした際に思ったよりたくさんのお客様にお越しいただき、商品作りが間に合わなくて徹夜で作業しました。商品の仕込みとか店をどうに回していこうかという認識が甘かった面があるので、今後は労働時間を短縮する方法なども考えていきたいと思います。
 商品のラインナップは、前のお店の味を大事にしつつ、秩父のお客様にも合わせたものを取り入れていこうと思っています。変えたくないものは変えず、アレンジを加えたらもっと美味しくなりそうなものは僕なりのアレンジを加えたりと、味の幅の広い店にして行きたいと思っています。特に『フレジエ』という赤いケーキがあるのですが、これは前のお店の看板商品でもありましたし、これは秩父の皆さんにも喜んでもらえる商品かなと思っています。この商品を教えてくれた僕の師匠はフランスで修業して、物作りの姿勢がすごく素晴らしく尊敬している人です。「手作りとはどんなものか」「お客様に商品をお渡しするにはどんな思いで作らなくてはいけないか」ということをたくさん教えてもらってきました。そういう思いもありますので、この『フレジエ』は僕の店でも作っていき、次世代に繋げて行きたいという思いで作り続けていきたいと思います。
 これからのビジョンとしては、秩父の人達に愛されるお店にしていきたいですし、観光客の方にも手土産で買って行ってもらえる店になり、『パティスリーイシノ』というブランドとして作り上げていきたいなと思っています。それが秩父地域のためという思いもありますし、30代が起業して頑張っている姿を見せて、もっと若い人やいろんな世代の人が自分も頑張ろうという励みになってくれるようなお店にしていきたいと思っています。

秩父に帰ってきて。~環境の変化~

秩父に帰ってきて。~環境の変化~

僕たちは2019年6月に秩父に帰ってきました。東京と何か違うところというとまだ決定的な違いはわかっていないですが、遠くを眺めると山があったり、自然に囲まれている環境はやっぱり落ち着くなぁと感じます。今日も午前中ドライブしていたのですが、紅葉が綺麗でパッと広がるパノラマ的開放感がすごくて、ちょっとした日常の隙間に自然が意識しなくても入り込んでくるのは、仕事詰めの毎日の中でとても癒されます。また僕には6歳の息子と1歳半の娘がいるんですが、息子とは開業する前に秩父の公園や自然の中で遊んでいて、「秩父に帰ってきて嬉しい?」と聞いたら「嬉しいに決まってるでしょ!」と答えてくれたので安心しました。仕事は今忙しいですが、自営業なのでたまに店に子どもを連れて来たりして、一緒に過ごす時間が増えたのは良かったなと思っています。
 また妻は東京出身なので、不安な面はたくさんあったと思いますが、ずっと後押ししてくれていました。一番不安だったのは車の運転だったようでしたが、今は秩父に来て5か月経って子どもの送迎も一人でできるようになりました。車はプライベートな時間を持つことができるので、そういうとこも楽しんでいるようです。

秩父のこれから。好きなところ

秩父のこれから。好きなところ

自分が自営業ということもありますが、子どもが病気になった時に受け入れてくれる施設などがあると助かりますね。やはり子どもをどうするかということが夫婦の話題に出てくることなので、平日は保育所に預かってもらっていますが、土日は無いように思います。土日は僕の祖父母に預かってもらっているので、そういう人達のサポート環境があればと思います。
 秩父の好きなところは、やはり自然がいっぱいあって心に安らぎを与えてくれることですね。あとは、人がとても親切なところもいいと思います。

パティスリーイシノ店主 石野翔さん

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秩父市小鹿野町出身。秩父農工科学高等学校の食品化学科を卒業。2019年11月に同級生と共にUターンしパティスリーイシノをオープン。東京での修業時代や起業の経緯、お子さまとの時間の過ごし方につおてインタビューしました。

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